スタジオでは七五三セットは組みません

七五三の季節は11月ごろらしいが、高田馬場スタジオアトラでは、撮影は閑散時期になる。

写真の業界では、ウエディング、マタニティ、に次いで七五三は稼ぎ時の一つと考えられているのかもしれない。
スタジオにも時々11月は忙しいんですかと言うお問い合わせをいただくことがあった。

多分、神社の帰りに、子供写真を撮る案件が1件だけあったのだけれども、個人的には、このスタジオで、七五三を意識することは殆どなかった。
子供さんの写真を撮りたければいつでもどうぞというスタンスではあるのだけれど、高田馬場スタジオでは当初から、子供向けの服、貸衣装を設置することも検討していないし、子供 (753) 向けに、美容士メイクの担当者を割当てることは検討もしていない。

一般的には、子供向け写真スタジオは、色々な貸衣装、子供を飽きさせない仕組み、撮影映えする背景、セットを用意しているものだと思うけれども、なかなかそこに踏み切れないというか難しいと思う面がある。

というのも、一つには、スタジオの広さの問題。高田馬場のスタジオはメイクルーム含め61平米。
できるだけ物を置かないようにしているこのスタジオの中に、貸衣装や、お決まりのセットを置いておくのは結構問題。
まったくスペースが足りない訳ではないが、衣装を置くほどの余裕が無いのだ。貸衣装と言っても、1着用意すればいい訳ではなく、サイズ違いや洋装、和装、羽織袴など数種類はそろえる必要があると思う。お客様が衣装を自由に選べるようにするには、その衣装を見るスペースも必要になってくる。
そう考えると、その場所は、スタジオ内にはそのスペース的な余裕は無い、というか作りたくない訳です。
経費的にはさらに、貸衣装の定期クリーニング代金も必要になる訳です。

それを考えると、結構モチュベーションも下がるわけです。

スタジオに置いておく機材や、小物はできれば応用が利くもの、汎用的に使えるものが基本だと思っています。

特定用途 にしか使えないものや、年に数回しか使わないものはできれば置きたくない、(お客様にご用意いただく)のがいいと思っている訳です。

何も無いスタジオ、タダの白い箱の方が、法人にはウケがいいと思うし、広さを生かした方がお客様には指示されるのではと考えています。

まあ、子供向けのスキームを思いついたら、方向転換するかもしれませんが。

いまのところその予定はなし、子供写真は専門写真館にお任せするのがいいと思っています。

風の便りでは、子供向け写真館もいい所ばかりではないようなので、事前チェックされてから予約されるのが良いと聞いています。

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