これまでこの高田馬場でレンタルスタジオを運用してきて、徐々に自動化のようなもの、IOT化、無人化らしきものを進めてきた。
スタジオの運用ではなく「レンタル」部分の省力化という感じかもしれない。
具体的にはスタジオの電灯やシャッターをインターネットにつないで外部からも操作できるようにしてきた。

スマートリモコン

さてその先に何があるか?
正直に言うとまだはっきりわかっているわけではない。
ぼんやりした絵柄絵面としては、徐々にネット上での運用を拡充して、リモート運用スタジオになっていくのだと思う。
一般的会社員のようなオフィスワークと違いリモートで会議、リモートで営業、リモートでアポイントなどができる業種ではない。
スタジオで撮影してもらうことがこの商売の核なので、カメラマンさんや、タレントさん、モデルさんに来てもらい、利用してもらうことが目的。
つまりは完全リモート社会というか完全リモート運用ができてしまうと商売が成立しなくなってしまう。

ただ、「レンタル」スタジオの面だけを切り取ると、リモートで対応でも問題ないと思うことが多くなってきた。

実際、外部からインターネットで色々なものを操作できるようにして、私がいなくなったスタジオではどんな感じになったのか、確認してみると・・・

殆ど外部からネット経由で電灯は消せるようになったけと、消せない電灯だけが、消し忘れが多い。
お客様の撤収後点けっぱなしになる現象!発生!

例えばトイレの電灯や、物置エリアの電灯。
そして何より、クーラーの消し忘れが頻発している。

最初はなんとなく、控室(メイクルーム)のクーラーだけは消し忘れるのだと思っていた。
このスタジオは入ってすぐにスタジオメインルームになるので帰るときに流石にクーラーは切って退出してくれると思っていた。
ところが、結構な頻度で消し忘れが起きる。

なぜそうなるのか
理由がだんだんわかってきた。
トイレや物置の電灯は、スイッチの位置が悪いせい。
何処で消せるのか、点けられるのかがわかりにくい。
まだ、最終対応はしていないけど、結局これは他の電灯と同じように、ネット型スイッチにすれば対応が付く。

クーラーはというとこういうことらしい。
スタジオには当然だが、複数の人の出入りが発生する。
自分でつけると、自分で消そうと思うのは当然というか必然です。
ところが、クーラーをつけた人が撮影の最後までいないで途中で退出した場合、最後までスタジオに残った人は当然クーラーをつけた人でないことになる。
つまりその人は、クーラーを消さなければいけないという意識が起きにくい訳です。
そして、そのまま帰ってしまう。
全員というわけではないのですが、結構な頻度で起きてしまう。

あれこれ考えたんですが、結局ネット型の赤外線リモコンを買うことにした。
スマートリモコンと呼ばれる装置ですね。
今回買った装置のパッケージには意味不明だがかわいいバナナの印刷が。中国人にもユーモアのセンスはあるってことかもしれない。

まあいずれにしてもこれでまた一歩、インテリジェント、レンタル、スタジオに近づいたということだと思う。

一応装置の概要について説明すると、赤外線リモコンをインターネット経由で操作できるというもの。
主要な家電メーカーのテレビ空調等リモコンは登録されているようで、高田馬場レンタルスタジオに設置されている、mitsubishi electric三菱電機のクーラーにも対応できました。

あとは、設置場所を少し検討するだけとなった。

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