今回はモデリングランプについての話。カメラマンさんプロ写真家は実はこんな感じでモデリングランプを使ってます。早く知りたい方はこちらへ。
ストロボのモデリングランプの割れ

モノブロックストロボのモデリングランプ(電球)が割れてしまった。
このブログでは、専門用語を使いたくないので 文中はモデリングランプではなく、電球と書かせてもらいます。
写真は割れた電球と今回買ったコーン型LED電球。
割れた電球を見て頂くとわかると思いますが、ハロゲン形式(車のヘッドライトと同じような形式)のものにガラスのカバーが被さっています。
さらによく見て頂くとわかると思いますが、ガラスカバーには焼け焦げた跡が見えます。
そうなんです。モデリングランプはかなり熱くなるのでビニールのようなものがランプに引っ付くと焦げ付くのです。
以前ストロボ使用中に、撮影用アンブレラ(傘)の内側に紐がついて、それが焼けて煙を出したことがあります。
さて、最近スタジオに入ってストロボをセッティングしているとポッキリ根っこから電球が折れていることに気づきました。
今回は、ストロボを倒すかぶつけるかしてしまい、私かお客さん?が電球カバーを壊してしまったようです。
ストロボは過酷な環境でも使われるってことですね。
ストロボの出っ張った部分が、電球になっているので、壁などにぶつけると電球が割れそう、危ないとは思っていんですが、やっぱりそういうことは起きてしまうようです。
実はカバーにひびが入っても、今回のように完全にカバーが割れて外されていてもスイッチを入れると電気はつく(明るくなる)ので、気づかないでつかいつづけていたのかもしれません。
さらに言うなら、フラッシュが光らなくなるのは致命的ですけど、この電球が光らなくても撮影にはほとんど支障はないんですね。
怪しいストロボ
因みにこの中華製のメーカーもよくわからないストロボの電球には、
「E27、110V-130V」と書いてあります。
この時点で怪しすぎます。調べてみると、E27 のソケット(金口)と日本で使われているE26のソケットは形は同じなんですね。
何が違うかというと対応電圧が違う。日本の出圧は100Vでこれに対応するのがE26、海外の220V に対応するものがE27。
つまり、何が言いたいかというと、 110V-130VならE26と書いてあるべきなんですね。
それで、どういったものを買えばいいか悩んだんですが、
とりあえず付くのかわからないけどE26の物を買ってきました。
あまり熱くならないコーン型LED、フリッカー対策されているものにしてみました。
とりあえず、こんな感じで使えそうです。

モデリングランプの変わった使い方
一般的に教科書には、モデリングランプ(電球)はこんな感じで使うんだよと書いてあると思います。
「被写体のどの部分が明るくなるのか、ストロボの光がどんな感じに当たり、どんな影ができるのかを確認するために使う」
ところが、プロカメラマンさん達は、撮影中に上記の本来の使い方をしている人は少ないのです。
高田馬場スタジオは、店舗シャッターを閉めると真っ暗になってしまいます。
その状態でさらに、室内の電気を消しミックス光を完全に無くした状態にすると、真っ暗。
そうなると、撮影中に見たい手元にある資料が読めなかったり、被写体の服の乱れなどが分からないまま撮影に入ることになってしまう。
そこでこの電球の明かりを利用してするというもの。
つまり、撮影用の電球ではなく、普通の家庭用電灯と同じ目的に使うというものですね。
もう一つの使い方はプロっぽいんですが、真っ暗な中では、カメラのオートフォーカスが被写体を見失ってしまうことがあるようで、フォーカスを合わせるためにこの光を利用しているようです。