スタジオで音楽を流す仕組み
スタジオでは、音楽(BGM)をかけながら撮影をしているところも、よく見かけます。
簡単に設備的なものを紹介すると、スタジオ内ではスマホやタブレットから音楽を流せるような仕組みになっています。
スタジオに置いてあるA4の紙に2枚にそのことも記載されています。(スタジオアトラ利用手引き)

仕組みは簡単でBluetooth接続の装置の先にBOSE(101MM)のスピーカーをつなげています。
それで、スピーカーは、コンクリートの天井に打ち込んで設置してあります。
天井がコンクリートなので音が響くというか、結構いい音楽が流せます。
私は、昔、飲食店を運営していたことがあるのですが、その時のシステムをそのまま使っています。
別に音楽通というわけではないのですが、実はこの101MMのBOSEのスピーカーは当時、飲食業界では非常に評判のいいと噂だった。
業界だけじゃなくて、スピーカー、オーディオ好きの方からも評判がいいらしいです。
店舗運営では、喫茶店で極小さな音でBGMを流すこともあれば、クラシックをある程度のボリュームで流すこともある。当然、ロック、ジャズ、ヘビメタサイケを大ボリュームで盛り上がっている店舗に流すこともある。
全体的にこのスピーカーは万遍無くこなすんですね。
実際、このスタジオでは梁や天井に、コンクリートの部分があるので、このスピーカー程度では音が反響してあまりいい感じにならないと思っていたら、逆に、意外とこの反響が、いい感じなんですね。
昨日のお客様も、「音楽流せるのを知って流し始めてから盛り上がったよ。いいスタジオだね」と言っていただきました。
アパレル系20代の若い人ばかりのモデル、カメラマン、クライアントでしたのでなおさら、そういう面は強いのかもしれません。
お客様がスピーカーに気づかない
スタジオ運用を始めてみると、自分でも当たり前なのに気づかない事が、結構たくさんあります。
いくらスピーカーの使い方が、丁寧に書いてあると言っても、また、説明書に写真を載せてあると言っても、きちんと読む人はあまりいないんですね。
それに、ライト関係の事はしっかり読んだり、聞いたりしても、スピーカーの項目をしっかり読んでからスタジオの利用を始める人は少ないですよね。
ここは撮影スタジオなので、 映り込みを気にして、 スピーカーは目立たない所に設置してある訳で、スピーカー自体にも気づかない。
仮に、スピーカーに気づいても、勝手に鳴らしちゃだめだとか、簡単に鳴らせないと思うのも当然といえば当然。
そこで、最近私はお客様が来るとそれを注意事項などのご説明と一緒に、スピーカーの話をご説明差し上げることにしています。
シャッター音でリズムを作る
スタジオの通常運用では、施設説明をしたら30分程、撮影が始まるまで、お付き合いして、その後スタジオを出て、裏の控室に行ってしまうことが多い。
撮影が始まるまではライティングがどうかとか、備品で必要そうなものがないかとか、お手伝いできることがないのかと様子を伺っているわけです。
一旦撮影が始まってしまえば、カメラマン、被写体、演出、 メイク 、監督以外は邪魔といえば邪魔。
撮影自体は、スタジオの音楽(スピーカー)で、盛り上がる感じになることもあるんですが、見ていると、カメラマンの着るシャッター音、モノブロックのチャージ音がいいリズムを刻むこともある。
「いいね」「視線頂戴」「Gooーd」「かわいいね」「それ、その目いいね」「はい、ちょっと右」みたいな掛け声入れながら
シャッターを切る、「カシャ」
ストロボのチャージ音「キュィーン」
なかなかいい感じの音楽風ですね。
これにのりのいいBGM
なかなかいい撮影になりますよね。
最近のカメラ、ミラーレスなので、無音(消音)のものが増えてきましたけどね。