新大久保のイスラム横丁

今回はスタジオ話を外れて、帰りに時々立ち寄る街について書きます。
歩いていくと少し遠いのですが、自転車で行くとあっという間。いつもの高田馬場ではなく、山手線の一駅先の話。

いつか書こうと思っていましたが、時々通っている新大久保のイスラム街。
インド料理、スパイス料理の教室にも一時は通っていた私、ここは馴染みの街だ。
新大久保駅前の大久保通りを明治通り方面、そして区役所方面に歩いていくと韓国街と呼ばれるエリア。
以前はどちらかというと、奥様、マダムの街だったのですが、最近では10代20代の女の子の街になりつつあるようです。人も多い。

私の行きつけは大久保通りを反対反対方向へ、大久保方面に10m程行った所、右側の路地を入った「イスラム横丁」とか「イスラム街」と呼ばれるあたり。
路地を入ると雰囲気は少し変わって、カレーの香りがしたり、モスリム系の服を着た方も見かける。
ミャンマー、ベトナム、マレーシア、ネパール、インドあたりの街の雰囲気も漂う。
どう考えても現地の人がガムテープで作ったカタカナ看板「ベトナムフォー」の文字に、ハングル、ミャンマーの文字なども交じってここはいったいどこという感じの一角。
白ロムか赤ロム風の携帯を販売している店もあったり、お国に送金できる金融機関もあったり。
まさにこの雑多な雰囲気はアジアの街。むしろ、路面が舗装されているのが残念な感じ。

目当ての店は「GREEN NASCO」スパイスの店だ。店舗に入ると、改装したらしく、2階も解放されていて品物も多くなったみたい。
このあたりには、他にも数件のスパイスを売っている店もあったりして、揃わないものはない。
今日は、全粒粉の小麦粉に、ヒーイング、ホールの唐辛子が切れてしまったので買い出しです。

ここに来る時間が、昼時なら隣の店でビリヤニを食べて帰るのですが今回は時間が合わなかったので、串の焼き鳥だけ買い食いして帰ることに。
スパイスは何が入っているのかわからないが絶妙な組み合わせで焼いてくれている。いつ食べてもうまい。

緊急事態宣言明けのまん延防止期間中。
残念ながら感染症は拡大中、そして街の人出も拡大中だ。

東京では他の街でもスパイスは手に入る。
でもここの品ぞろえ、スパイスの鮮度、安さでは東京一番であることは間違いない。
スパイスにも鮮度は大事です。ハイ。

このあたりでは、ほんとにアジアを感じることが多い、「この魚は火を通すことが前提ね」と思う事もあったり、昔タイ旅行で見かけた「スープにいれるよくわからないもの」とか中華料理は最も日本人になじみの海外の料理だがそれでも「これなんだろう?」と思うようなものも見かける。
感染は怖いが、今日だけ街を一周して、よくわからないビルの地下の店に入ったりして旅行熱を少し冷まして帰ることにした。

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