この物件は、以前の商売では100年も続いた商売をしていたそう。
いろいろな人の思いが残っている。今は、ほぼスケルトン。
なんだが、ちょっとした問題もある。
この物件には、ちょっと重たい大事なものが残っているのだ、さてなんだ
「金庫」
重いし、思いも入っていそう。なによりこのお店の、社長さん?の名前が刻印されている。

以前のお店は、百年も続いたそうで、ご苦労様でした。
店舗を片付ける時にいろんな荷物は運び出してくれたようだが「金庫」だけは重たいし特別な廃棄処理がいるそうで業者さんが持って行ってくれなかったようだ。
物件内にある金庫も自由に使っていいという話ではあったが。スタジオに現金はないし、入れておきたいものもない。いろいろな大事なものを、このスタジオ内に置く予定はないので、晴れてこの金庫はお役御免となった。
金庫を持って行ってくれる業者さんにいくつか連絡をしてみると、新しくて使い勝手の良いものであれば 売れるらしいのだがこの金庫は年代もの「KOSHIN」とあるが、業者さんでもあまり知られていない代物、昔はメジャーだったのかもしれないが。
いずれにしても、お金を払わないと持って行ってくれないそうだ。
4万円で引き取っていただくことになった。
なんと取りに来た業者さんは ピアノ専門業者さんだった。素人が動かそうとするとびくともしなかった金庫だが、業者さんが上手い具合にロープをかけて引っ張り出すと、意図も簡単に動き出した。一旦動き出すと、下にはローラーというかタイヤがついているようで 簡単にガラガラと引き出せるようだった。
100年続いた老舗の金庫。もしかしたら何千万のお金が入っていたのかもしれない
いずれにしても長く商売を続けられるようあやかりたいものではある