三脚、足の養生。定番は、なんとテニスボール

撮影関係の業界人なら特に珍しくもないのかもしれないが、初めて見たときはシャレで使っているのか、スタジオオーナーがスポーツマンなのかと思ったのは私だけだろうか。

カメラや、ライトの三脚の足に布製靴下を履かせているスタジオさん。初めて見ても特に、ああ「養生用」に巻いているのね。と何の感情も持たなかった。

ところが、渋谷のとある小さなスタジオさんに伺うとなんとテニスボールに穴をあけて三脚に履かせている。
結構びっくりだ。

そのスタジオだけだと思ったら、意外と定番らしく、カメラ専門店でも養生業にテニスボールを売っているのだ、2度びっくり。

運営し始めてよくわかるのは、スタジオ内には、傷つけてほしくないもの、汚してほしくないものが結構ある。
壁、床、装飾用具。そして何より機材自身も傷つけて欲しくない。

うちのスタジオは、床材があまり傷つかない素材でできているので、機材はそのままでいいやと、養生なしで使ってきた。
ところが、ある日、気がつくと、床や壁ではなく、背景紙に点々と黒斑点が。

まあ、背景紙は消耗品だとあきらめているものの、 人の足はともかく、機材に関しては、養生しておけば済むわけで、勿体ないといえば勿体ない。

で、テニスボール安く仕入れられないのかと思って、みたのが、メルカリやジモティ。


今回初めて、ジモティというサイトを使ってみた。当日のうちに、売主さんを見つけて、浜松町にお住いの方と売買成立。
夕方に、商品受け渡し。
なんと新品ボールが12個300円!!
ありがとうございました。

1分程の会話で、売主さんに、このボールを何に使うか説明したら、だったら、「テニスコート裏に転がっているロストボールでよかったね」
と、アドバイスを頂いた。その場で、その通りだと思ったんだけど、後で考えると、あんまり汚れているのもあれだなウーン!

いずれにしろきれいなボールが、300円!!破格ですからね。
大満足。

で、出来上がりはこんな感じになりました。

結局、誰に聞いても、なぜテニスボールなのか、誰が考えたのかは、はっきりしなかったが、ちょっとしたアイデアである事は間違いない。

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