高田馬場にあるけど名前は早稲田松竹。
緊急事態宣言のせいもあり、最近は少しスタジオも暇な状態。
スタジオ帰りにいつも通っているんですが、この映画館なら大丈夫と思っていました。
ところが残念ながら閉館中。

新宿駅近辺の大きなシネコンとは違って広さもそれほどではないですし、規制対象外だとふんだんですが残念ですね。
単館上映、館長さんの好みで上映されているであろういわゆる名画座なので、あまり関係ないのかと思っておりました。
都心にもこういう感じの映画館はまだいくつかあるようです。
この近くでも確か、神楽坂にもこんな感じの映画館があったはず。
この商売をするまでは、映画は純粋に楽しむものとして観ていましたが、だんだん他の事が気になるようになってきました。
この撮影はどこのスタジオだろうとか、逆光はわざとなのかそれともたまたまなのかとか、背景が少しうるさい感じで女優さんが映えないなとか、手振れがあるのは臨場感を出そうとしているんだなといった感じで、ストーリーや映画そのものを楽しむ感じではなくなってきた。
少し勉強すると、この照明と同じにするにはこっちの光を切って、バックからのライトで輪郭も出せばいいんだなとか、でも画的にはこっちの方が締まるなとか、わかってくると面白い。
ところが、ストーリーや、感情面で入り込めないと映画自体の面白さは、半減という面もあります。
カメラマンになるつもりも今のところはないですし、監督やプロデューサーになるつもりもないので気にする必要はないはず、でもこの手ブレ気になる!!っと、まあジレンマあり。
それはそれでいいとしても、この状況、せめて大手を振って映画が見れる状態にならないと、なかなか落ち着きませんよね。
